絵は要らない!?マインドマップに必要なのはイメージ
マインドマップには、「絵」が要らない。そう言うと皆さん「あれ?」という顔をします。これは初期の日本語訳にも原因があるのですが、マインドマップの創設者であるトニーブザンの英語の書籍の中では、「絵(picture)」という単語は、1つも使われていません。
では、なんで「絵」という言葉が日本で定着したのか。トニーブザンが主張していたのは、「イメージ(image)」が重要で、イメージをたくさん使おうというコトだったのです。
イメージと絵の違い
絵が苦手という方に話を聴くと、面白いことが分かります。小学校まで好きだった人も多くて、中学くらいになって、友人と較べて、自分の絵が本物と似ていないことに気づいて、嫌いになったケースが、とっても多いのです。
絵には、「うまい」「へた」「似ている」などの価値判断がついて回っているようです。
イメージは、単に浮かべるだけ。だから、抵抗感が低いのです。
マインドマップでのイメージの活用
イメージは、マインドマップを考える上でとても重要な概念です。自分自身が分かればいいという気持ちで、気楽に書いてみましょう。
イメージと単語は、実は働きは同じです。ポイントは、頭の中のイメージを引き出すための「フック(釣り針)」に過ぎないと言うことです。思い出しやすいものであれば何でもOKです。気楽に積極的に使ってみましょう。
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実は日本人は、元々漢字やひらがなを使う国民性もあって、イメージの活用は得意です。自分の苦手意識をちょっと押さえて書いてみましょう。実際にマインドマップ講座受講生の多くが絵は嫌いという方ですが、イメージを描くという点ではわずか20分ほどのワークでスラスラ書けるようになります。
ぜひ気楽に使ってみてください。