テーマを中心にかくことにこだわりを持とう
マインドマップでは、テーマを中心に書きます。ミニ・マインドマップでは、中心に丸で囲んでテーマを書き込み、周りに10本の線を延ばします。フル・マインドマップでは、セントラルイメージという名称で、中心にテーマを表すイメージを書く方法をとります。
いずれも中心に書くのが基本です。それはなぜでしょうか?
テーマを中心に描くには理由があります。
中心にテーマを描く理由は、実際的な理由と脳をうまく働かせる工夫が入っているのです。
(1)中心にテーマがあると周りに広げやすいから
トニーブザンは、脳の働きの基本は、放射思考だといいます。放射的に発想は広がっていくのが自然な姿なのです。だから、中心にテーマがあることで、放射的に拡げやすいというわけです。
(2)テーマに意識を引き戻す
放射状に伸びていると、さらにメリットがあります。発散の段階では、あちこちを見ることが必要になります。そのときに当然左から右、右から左。上から下、下から上と目線が動いていきます。
テーマが中心あることで、常に目にとまるから、無意識にテーマからずれにくくなります。だから、ミニ・マインドマップでは、少し太い目のペンでしっかり目立つように書くことをお勧めします。フル・マインドマップでは、カラフルに目立つように書いておきましょう。
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紙の端に書いたり、右半分だけ伸ばすというやり方では、上記の効果が得られません。ぜひテーマを中心に描いてみてくださいね。