ミニ・マインドマップ 3つのルール

ミニ・マインドマップの基本ルールとは?

マインドマップの原型ともいえるミニ・マインドマップは、誰でも簡単に使うことのできる思考ツールです。

初期のマインドマップ

40年以上前にトニー・ブザンが書いたマインドマップ

通常皆さんが、目にするマインドマップというと、カラフルでイメージがたくさんあってという感じのモノだと思うのですが、最初から今の形だったわけではありません。

白黒で、イメージもない簡易型のマインドマップをミニ・マインドマップと呼びます。このミニ・マインドマップから順に発展してきた流れに沿って、マインドマップの書き方を学んでいくと、すんなりとその本質を理解することができます。

それでは、ミニ・マインドマップは、どうやって書いたら良いのでしょうか。ミニ・マインドマップには3つのルールがあります。逆に言うとルールは3つしかありません。

ミニ・マインドマップの3鉄則

第1に、中心から外へ テーマを紙の中心に書き込んだら、放射状に周りに広げていきます。
第2に、ブランチが先、単語が後です。単語を載せるということでついつい単語を書きたくなりますが、まずは線を引いてからその線の上に単語を載せます。単語が浮かばないときには、空<カラ>ブランチを引いておきましょう。
第3に、文章ではなく単語を載せる。どうしても文章やフレーズを書きたくなるのですが、それはこれまでの習慣です。新しいツールなので新しいルールに従って、ぐっとこらえて単語に分解して載せましょう。最初の内は、たくさん単語を載せることに集中しましょう。

たったこれだけです。「マインドマップテンプレート」を使って早速挑戦してみましょう。(ダウンロードは、こちら。)

基本ルール1の背景=脳の機能

実は、この3つのルールには、脳の働きに関するいくつかの背景があります。まずルール1について解説していきましょう。

「中心から外に」「単語」で書くというのは、実は私たちが頭の中で行っていることを模しているのです。

私たちは普段 いろいろ考える時に頭の中で様々な連想をしています。この連想のパターンには、2つあります。花のように中心から外に広がるブルーム(ひまわりをイメージして下さいね。)もう一つが、河のように川上から川下に一定方向に流れていくフロー。脳の働き

ブルームでは、テーマやスタートポイントから余り離れず、近くをぐるぐる回りながら広がっていきます。一方で、フローでは、最初のテーマからどんどん離れていくケースもあります。

このような頭の働きがあるばかりではなく、私たちの頭の中では、両者の間を行ったり来たりしています。

たとえば、リンゴからスタートして、ブルームで進む場合には、リンゴの種類でフジや国光などが浮かんだり、リンゴジュース、アップルパイ。また、iPhoneのアップルマークが浮かんだり、ニュートンやウイリアムテルが浮かぶ方もでてきます。リンゴの周りに広がっている感じです。

一方で、フローの場合には、リンゴ→ニュートン→重力→地球→水の星青地球→中近東砂漠→水ビジネス→1兆円規模 となった方がいました。ここまでわずか30秒!!

行ったり来たりする例では、リンゴ→アップルコンピューター→新型iPhone→どうなるのかな?→発売日は。  いやいやリンゴだったと戻って、アップルパイ→そういえばこのあいだのお店おいしかったな→コーヒーもうまかった→コーヒーと言えばハワイだよね→ハワイ行きたいな!!!いやいやリンゴだった。という感じ。

このような経験は、皆さんもあるのではないでしょうか。この様に様々広がっていく発想を、上手に記載するための工夫。それが、この中心から外へという形に結実しているのです。マインドマップの原点といっても良いかも知れません。

テーマを中央に描いて、周りに拡げていく形を取ることで、ブルームもフローも両方ともに効率的に記述することができる。これがポイントなのです。

基本ルール2は、頭の中から引き出す発想のコツ

マインドマップでは、思いついたモノを記述していくときに、思いついた順序に、どんどん周囲に拡げていきます。その思いついた順序を表すために、線(マインドマップ用語でブランチ=枝といいます)を引いていきます。

この際に出来上がったマインドマップを見ても気づかない重要なルールがあります。これが、「ブランチが先 単語が後です。」

マインドマップを書いていると思わず集中してしまう/ひとつのテーマについて、たくさんの単語が出てきたという声をよく聞きますが、この理由になっているのがその線が先というルールに支えられています。
空白を埋めたくなる気持ち私たちの頭には、考えを引き出すためにとても重要な機能があります。それは、ゲシュタルトという機能です。ひと言で言うと、「空白」があると、埋めたくなる気持ちです。たとえば、図のようなモノがあって、これは何?と聴かれると、私たちの頭は、答えを探し始めます。

自動的に頭の中で、イメージを探しだし、当てはめてしまいます。

この図であれば、ほとんどの方が、ゾウを思い浮かべてしまうのです。

この原理を用いて、マインドマップでは、線を先に引くというコトを行います。線を先に引くことによって、「ここに載せる単語は何?」という問いを投げかけるのです。

短時間で集中モードに入り、どんどんと単語が増えていく。その結果、たくさんの単語が引き出されてくるのです。

基本ルール3は、スピードに追いつくために

文ではなく、単語を載せる。良く書籍で読むルールに従えば、ワンブランチワンワード。(一本の線の上にはひとつの単語だけ)といういい方になります。

通常 私たちは書くときには文章を使います。文章の強みは、文意がぶれないこと。一定のレベルの読み手が読めば高い精度でそのまま伝わります。

その代わり、逆にぶれない分だけ、広がりづらい面があります。

ワンブランチワンワード

たとえば、エコな暮らしで考えているときに、ゴミ分別を思いついたとしましょう。

普段、単語やフレーズでメモする機会が多い方は、どうしても「ゴミの分別をする」とか「ゴミの分別」「ゴミ分別」という書き方をします。

ここに罠があります。

ゴミ分別とあったときに、次の線の上には何を載せたくなりますか。たとえば、ルールとか缶とか、ビンなどが浮かぶかも知れません。人によっては、電池に注意しないとということで電池を書き出すかも知れませんね。

ところが、2つに分けてみる。ゴミ 分別 とわけて線に載せていくと、ゴミと分別の間からも枝分かれすることが可能です。ゴミ→減量とか ゴミ→有料化 などが出てくるかも知れません。また、分別 ゴミという順で載せるとまた違う拡がりが生まれます。

まず最初の発散の時には、なるべくたくさんの単語を載せるんだ。という観点から言うと、1ブランチには1単語とした方が良さそうです。

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3つのルールの背景を解説しました。ぜひ使いこなして下さいね。

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ゲシュタルト問題の答え

答えを探してしまう脳の機能が、ブランチを先に引く理由です。

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